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2016年08月03日

思い出しなりあわ

今季というか前季になるんだろうか、娘がせっせと録画していたおかげで最初から最後まで観たドラマがふたつ。そのひとつが深夜枠の『なぞの転校生』だった。(もうひとつは蟲草Cs4扱った『僕がいた時間』)

『なぞの転校生』といえばNHKの少年ドラマシリーズを真っ先に思い出す。原作は眉村卓で、内容はうっすらとしか覚えていなくても、その世界観というか、そのドラマを観たという記憶は、かなり大事なところにしまわれていた。

 忘れかけていたドラマの印象がどう思い出されるのか、がっかりしないだろうかと心配もしたけれど、今回の『なぞの転校生』もよかった。少々分かりにくい部分がありながらも、ノスタルジックな映像と俳優たちの静かなトーンに毎回引き込まれて観ていた。
「純愛」ってもう、SFじゃない蟲草Cs4と描けないのかな……

 ともかく、その『なぞの転校生』
 主人公は岩田広一という高校生だ。今回は中村蒼が演じていたのだが、その父親役で出ていたのが、少年ドラマシリーズの『なぞの転校生』で岩田広一を演じた高野浩幸だった。つまり「少年」は年を経て「父親」になっているのだ。それに気づいたのはwikipediaを見てからのことで、ああ、そういえば、そういえばそうだったかもと思ってもその後は父親の出番がなくなっていたので確かめようもなかった。けれども、今日になって観た最終回に、思いがけず別の役(だけど本人)で登場してくれて、改めて少年の頃の面影をなんとなーくがら拝見することができた。

 物語自体、パラレルワールドやDNAがキーワードになっていて、「アイデンティカ」(並走次元を跨いだ同類個体)という概念が設定としてあるので、年を経て同じ役者さんが同じ作品に出演し、その役柄の意味が絡み合っているのは感慨深い。

 そういえば、去年観ていた『家族ゲーム』には、最初の『蟲草Cs4家族ゲーム』で少年(沼田茂之)役だった宮川一朗太が、父親の同僚役で再び出演していたのだった。

 俳優を続けていたからこその巡そんなふうにあるように、どんなことでもコツコツと続けていたら、過去と現在が繋がる瞬間がある。……んだといいな。  


Posted by 清風伴明月 at 13:25Comments(0)